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キャリアについて考える

『キャリアデザイン入門』という本を手に取りましたのでその内容を紹介します。僕は2014年3月にビジネススクールを卒業し、30歳手前ということでキャリアについて意識する時期に来ています。「人生の目的は何か?」「何を残したいか?」このような質問が頭をよぎります。ビジネススクールでは経営全般について一般的な知識を得ることができました。いわゆるT型人材の横棒は広まってきましたが、縦棒をどの領域で築くか、つまり誰にも負けない領域(スペシャリティ)の必要性を感じています。それば学歴、経歴、結果ではなく、人材の価値としてのプロフェショナルになることだと感じています。

快縁隊の活動において大学生(これを読んでもらいたいみなさん)とコミュニケーションをとる場面があり、特にキャリアについて意識する初期の段階での発射台で大きくすることで人生の飛距離が変わると感じました。そこでみなさんにもきっかけとなるのではないかと思い一つの質問をぶつけます。

「キャリア」とは何でしょうか?

キャリアとは?

キャリアとは何でしょうか?キャリアには客観的側面と主観的側面があります。客観的側面は、経験や職歴など、履歴書に書く一行一行のことです。もうひとつの主観的側面は、仕事上の自己イメージやアイデンティティを言います。要は「自分は何者か?」を考えることです。次の3つの要素(シャインの3つの問い)「自分にできることは何か?」「自分は何をやることに価値を感じるか?」「自分は何がやりたいのか?」についての「現状」と「あるべき姿」を、6つのマトリックスに書いて埋めてみてください。(ペンかマーカーを持って!!)

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あるべき姿をイメージしにくい人は、優れたビジネスヒーローを思い描いて下さい。上の3つの問いを持ちつつ読むおススメの本です。(特に『二人で紡いだ物語』は女性に是非読んでもらいたい!!)








リアリティ・ショック

実家が経営をしていた、自分で起業した経験のある学生を除いては、学生時代に仕事にリアリティを持つことは困難です。そのため入社直後にリアリティ・ショックという危機を味わいます。リアリティ・ショックとは、頭で想像していた仕事あるいは職場と、現実との間に大きなギャップがあって、それを埋めることができないことを言います。大小の違いはありますが、必ずあると言っても過言ではありません。必然のものです。リアリティ・ショック自体が問題ではなく、これを引きずって投げ出すことが問題です。この問題を未然に防ぐには入社前にこのギャップを埋めれるだけ埋めておくことが必要です。具体的には、対象企業のなるべく多くの人材にインタビューをして現実を直視することです。(自分のインタビューを想定した質問リストを記事の最後に添付します。)

また、30歳までに自分のスペシャリティを磨きそれを活かして、「次の履歴書を書く事もありだ」と考えておくことです。そういう気楽な気持ちで始めの仕事をスタートする選択肢もあると思います。最初に入社する企業の選択は思いっきり自分をストレッチしてくれる職場と言う軸で選ぶのも重要だと考えます。ただし、「やるべきことをやった上での離職」かどうかは必ず問われるので、どこでも当事者になって積極的に働く気概が必要だと考えます。

私たちはオンリーワン×ナンバーワンであるT型人材(もしくはπ型人材)を目指さなければなりません。花屋の店先に並んだ花がどれくらいの競争に生き抜いてきたかを考えなければいけません。

ナンバーワンとオンリーワン | 意見 | 快縁隊公式ホームページ

 

質問リスト

  • 取締役会長は尊敬できる人材か?コミュニケーションをよくとるか?
  • 360度評価制度を導入しているか?
  • 経営理念と実際のアクションにギャップが出ない仕組みを構築しているか?
  • 組織は官僚的ではなく、能動的な社員が多いか?腹を割って話す風土があるか?
  • ビジネスヒーローはいるか?

文責:だーくろ