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就職活動生のみなさん、こんにちは。

快縁隊ブログ2回目の登場のよびつぎです。

5月の末ですが、就職活動をしているみなさんはどのような状況でしょうかね。今年は採用氷河期などと言われていて、会社側が学生の皆さんを採用するのに四苦八苦している。というのが最近の相場ですが、この時期はまだまだ内定が出ていない学生のみなさんも多いかと思いますので、今回のブログはそんなみなさんへのメッセージです。

 

テーマは「会社選びの軸を変える」です。

わたくし、よびつぎは、5月の末で就職活動の軸を大きく変えました。もっとわかりやすく言うと、選んできた業界を昔からの憧れであった「旅行業界」から全く興味の無かった「スポーツ小売業界」に変更しました。

学生の時に旅行業界の資格(総合旅行業務取扱管理者)を取得していたので、迷うことなく旅行業界を志望していました。結構難しい資格なので「これさえあればなんとか旅行会社へ入社できる」とタカをくくっていたところもありますが、バブル景気の崩壊の影響もあって旅行業界への就職は、事前の思いとは裏腹にひどく厳しい状況でした。

3年生の2月ごろから旅行業界に絞って本格的にスタートした就職活動もちっともうまくいかず、ずるずると5月になってしまいました。

そんなところへ友達から

「スポーツ業界が旅行業界の資格を欲しがっている」

という情報が入りました。そこから私の就職活動は下記の通り変わりました。

これまで・・・自分が入りたいと思う会社の就職試験を受ける

これから・・・自分に入ってほしいと思う会社の就職試験を受ける

という作戦に変更しました。この作戦は大正解でした。調べてみると自分が持っている資格のニーズは旅行会社以外にありました。例えば異業種だけど旅行部門を強化したいという会社などには引く手あまたでした。結局、当時一番旅行部門に力を入れているスポーツの会社に就職しました。

 

よく考えてみたら簡単なことでしたね。旅行会社は資格を取得している学生は別に必要なかったのです。資格を持っている社員は社内でたくさんいますし、反対に旅行の資格なんか持っている「いかにも旅行業界にいるヒト」なんかは欲しくなかったのかもしれません。ですから学生時代に「大学でトヨタ生産方式を学んだからトヨタに行きたい」とか「英語ができるから貿易会社に入りたい」とかはよく聞く話ではありますが、採用する会社側としてはちっとも魅力的ではない。ということです。実は私が以前採用担当をしていた時も、「既存の社員とは異なるタイプが欲しい」と思って、採用活動をしていました。

そして自分に入ってほしいと思って入社した会社のメリットは就職活動がうまくいく。ということばかりではなく、会社に入社してからも雰囲気は違います。会社としては

「うちの会社に入社してもらった学生」 と 「うちの会社に入りたくて入社した学生」

では、入社後の配属だったり、もしかしたら昇進だったりが異なるのはよくあることです。

ですから、これからまだまだ就職活動をする人は、いかに自分を高く買ってもらうか、そんな観点から会社選びや選考をしてみるとまた状況は変わってくると思います。自分を高く買ってもらう要素がないという人は、まだまだ自己分析と業界・会社研究が足りないと思われます。これから採用活動を実施している会社は山ほどあります。是非悔いの無いように頑張ってください。

 

それでは今日のまとめです。
私は、5月の末に就職活動に対する軸、つまり思考のスイッチを切り替えました。スイッチの切り替えの代表的なものとして、

  • 時間軸を切り替える 「タイムスイッチ」
  • 視点を切り替える  「ズームスイッチ」
  • 立場を切り替える  「ロールスイッチ」

などがあります。今整理して考えてみると、私は就職活動の5月に、まず、「自分が入りたい」ではなく「相手が入ってほしい」という立場を切り替えるというロールスイッチを使っています。そして今までのように「自分が入りたい旅行業界」ではなく、「自分を求めている業界」ということで、視点を切り替えて会社選びをしているため、ズームスイッチも使っています。

軸を変えるというと難しいですが、こんなイメージで軸を切り替えてみるとまた就職活動の見え方も変わってきますね。もしかしたら「来年の3月までに決めなければならない」という思考を、「40年以上働くことを考える」という長期的な時間軸を取り入れてみると、「就職活動を絶対に今年度中に終わらせないといけない」という思考ではなく、「もっと様々海外経験を何年かしてから会社に入る。」とか「一度、起業してみて失敗したら会社に入る」というような思考も出てくるかもしれません。

是非、軸や思考を変えながら、就職活動をしてみてください。もっと自分の可能性に気づくかもしれません。