みなさん、こんにちは。快縁隊のよびつぎです。
今年は梅雨に入ってもなかなか雨が降らない空梅雨ですが、就職活動生にとって雨は、傘っていう荷物は増えるし、濡れた時にリクルートスーツがみっともないしで、イイことは無いですよね。でもこれから夏も本格的になりますので、就職活動を頑張ってみえる学生さんは暑さに負けずに体調管理をしっかりして乗り切っていきましょう。
さて、本日のテーマは、内定辞退です。
今年は企業も採用活動が活発ですから、その分いくつかの会社から内定をもらった学生さんも多いかと思います。その中でみなさんは、どのように内定を断る会社に連絡をするのが良いでしょうか?
問題1.下記の項目から適切な内定辞退の連絡方法を選べ
① 企業とのやり取りは、メールで行っていたので、辞退の連絡もメールにて実施。
② 丁寧な文章にて手紙で辞退の連絡をした。
③ 電話で辞退の連絡を入れた
正解は、もちろん③ですよね。①と②については、電話のあと改めて書面で。という場合には良いですが、①または②だけというのは、企業に対して大変失礼です。つまり①と②は一方通行であり、企業に対してコミュニケーションを遮断しているのと一緒です。ですから相手の立場を考えれば、双方向コミュニケーションである③の電話が必要になってきます。
この内定辞退の方法については、学生と企業の就職活動のやりとりの一環だけではなく、実は、学生の方の社会人としてのコミュニケーション能力の素養もわかってしまいます。わかりやすく言うと、③の電話を選択した方は問題ありませんが、①と②を選択した方は社会人になって苦労すると思います。何故かというと、「嫌なことを避けている」からです。例えば、嫌なことを避けて相手に対して直接お詫びをしない。などを繰り返していると間違いなく信頼はなくなります。
残念ながら、社会に出ると「嫌なことをお詫びすること」は学生の時の100倍以上はありますし、就職活動のように一過性の関係ではなく、継続的な関係がほとんどですから、お詫びすることを避けていれば相手にされなくなり、「仕事ができない」レッテルを貼られてしまいます。
原則としては、お詫びは「直接会って伝えること」が必要ですが、物理的にできない場合もありますので、最低でも「電話で口頭で伝える」ことが重要です。それを考えると内定辞退をするという行為は、社会に対して、自分の行為をお詫びする。ということになります。それを一方的に手紙やメールで済ませてしまうのは、残念ながら「できない社会人」へのスタートをきってしまっています。
もし過去の内定辞退で、メールで済ませてしまった方は、今から企業へ再度、連絡する必要はありませんが、その行為を猛省し、社会人になった自分へ少しでも役立てられるようにしていただければと思います。就職活動は、自分の就職先を決める。というだけではなく、社会とのコミュニケーションの重要な事前訓練の時期でもあります。是非、ひとつひとつの行動を噛みしめながら、就職活動は実施してください。