2017卒の就活が本格的にスタートして1ヶ月近く経ちますが就活生のみなさまはいかがお過ごしでしょうか。元採用担当者ののざきです。

久しぶりのブログなのでどんな内容が良いか少し考えましたが、やはり時期を考えるとエントリーシート(以下「ES」)について採用担当者をしていた時にどのように取り組んでいたのかを記したいと思います。

 

のざきが採用担当をしていた時には1回で約1500通のESが届いており、それを2日間かけてすべてひとりで目を通していました。やはり複数の目を通すと基準がどうしてもぶれてしまうので、毎年ESに関しては会社の会議室に2日間引きこもり「ひとり選考」をしていました。スケジュールとしては、1日目に1,000枚目を通し、2日目の前半に残りの500枚を「青」「黄」「赤」のボックスに振り分けをしていきます。この青・黄・赤はみなさんおわかりですよね。

青・・・合格

黄・・・保留

赤・・・不合格

になります。この時点で青と赤のESは確定になります。問題は保留にした黄色を2日目の後半にもう一度読んで、「青」と「赤」に振り分けます。これでES選考は終了です。

 

ここで次の一次選考であるグループディスカッションに進む合格者が決まります。

ここで、ふと

「1枚あたり何分ぐらいの時間をかけているのだろう?」

と疑問が湧いたあなた!するどい!

その感覚はきっと社会人になってもやっていけます(断言)

 

計算していただくとわかると思いますが、平均すると35秒から40秒ぐらいになります。せっかく何時間も一生懸命書いていただいたESですが、だいたいそんな感じでした。ただしあくまでも平均の話であってほとんどの方は1分ぐらい時間をかけてESを読んでいます(←あまり変わっていない?)ということはどういうことかと言うと、その反対に読まずに2秒ぐらいでESの結果が出てしまっている(もちろん不合格の・・・)方が何名もみえます。ということで、2秒で残念な結果が出るESの法則をお教えします。

 

ESのルールに則していない

写真が規定よりも大きい、小さい

会社は規定に基づいて動いているのでルールを守れない方はNGです。

空欄がある

生年月日が空欄、帰省先住所なしなどたまに見受けられます。もれなく記入

指定以外の書面を添付している

原則としては指定されているES以外を添付するのはルール違反になります。添え状はともかくその他経歴書等を添付するのは、野球を10人で守ったり、F1で基準以上のエンジンを積むのと同じです。特に大きな企業ではルール違反として読まずに不合格・・・というリスクもありますのでご注意ください。ただし反対に中小企業では「意欲がある!」として評価につながることもありますので、これは難しいですね。

 

ESの印象が悪い

写真の目つきが良くない、髪型に清潔感がない、ネクタイが緩んでいる

こんなことでも不合格になりますので、写真はきっちり撮りましょう

字が汚い

雑に書いた字では、想いが伝わってきませんので不合格にしています。

行間が広い、字が大きすぎる、字が小さすぎる

社会ってバランスや常識が大事なんです。平均6行ぐらいを記入するスペースがあるのに、3行しか書いていなかったり反対に10行もぎゅうぎゅうに書いてあると「バランスが悪い」と判断してその場で不合格になります。

そんなところでESは中身を充実させる前に、失点を防ぐことが重要です。つまりES選考の主旨は一次選考へのイス取りゲームになります。ですから前半で余計な失点を無くし、「読んでもらえる」ステージにいくことが重要になります。その後は是非みなさんらしさを文章として表現していただければ良い結果につながる可能性も高くなるかと思います。

一枚一枚書くのは大変かと思いますが、雑に書くと間違いなく落ちます。目の前に選考官がいるつもりで全力で記入していただき、次の選考へのチケットを手にいれましょう!

 

それではまた快縁隊セミナーでお会いできることを楽しみにしています!

快縁隊就活生向けセミナー[平成28年4月16日(土)]のお知らせ