どうもこんにちは。快縁隊のざわかみです。今日はみなさんに私の人生を変えた本をご紹介したいと思います。
『ビジネスマンの父より息子への30通の手紙』という本です。実業家である父親が自分と同じ道を志そうとしている息子に宛てた手紙で、その中にはビジネスにおいて、あるいはもっと大きな意味で人生において、大切にしなければならない教えが息子に対する深い愛情とともに書かれています。
大学入学の直前に父親を亡くした私には、働くということはこういうことだ、世の中で渡り合っていくとはこういうことだと教えてくれる存在がいませんでした。そういう意味ではこの本が私の父親代わりであると言ってもいいかもしれません。私はまさに自分が筆者の息子になった気持ちでこの本を読んだことを覚えています。
たくさん紹介したいポイントはあるのですがひとつだけ。それは遊んでばかりでテストで悪い成績を取った息子に宛てた手紙です。その中にはこう書かれています。
「君は登り坂で車を押すことが困難な仕事であるのに気づいているだろう。途中で休めないわけではないが、やりとげてしまわないと、たいていの場合、車はもとの坂の下まですべり落ちてしまう。そうなれば、はじめからやり直さなければならない。それが仕事というもので、学問も同じである」
「あと数年もすれば、君は人生が登り坂の戦いであることを知るだろう。ひとつの課題を完了したと思うまもなく、次の課題が迫ってくる。着実に努力を重ねないならば、君の一生の失敗率は高くなるだろう。成功する人と、しない人とを分けるのはこの点である。」
社会に出て働いてみるとこの言葉の重みが本当によくわかります。仕事ってね、サボったり手を抜いたりするとどんどん悪い方向に行くんです。どうにかなるさと手を抜いていると、ちょっとがんばったぐらいでは取り返せない状態になってしまう。
いい仕事がしたい、充実した仕事がしたい、ビジネスマンとして成功したいのであれば苦しいときも辛い時も手を抜かずにとにかく登り坂で車を押し続けなければならないんです。
私はこの本にとても感銘を受け、それまでの仕事に対する姿勢を悔い改めて真剣に仕事に向き合うようになりましたし、もう一度勉強して学びを取り戻そうとビジネススクールに入学することを決心しました。
みなさんに伝えたいのは就職活動は社会に出て仕事をするための第一歩、まさにみなさんは登り坂を登り始めたということです。自分自身のペースでかまいません。無理をする必要はありません。ただ自分が持っている力は精一杯出し切らないといけません。サボってしまったらまた元通りです。
努力し続けるのも手を抜くのも、みなさん次第です。
もちろん、坂を登り続けるのはたいへんなことですが、悪いことばかりではなく苦労した分だけ良いこともあります。この人となら一生ともに仕事をしたいという同僚に出会うかもしれませんし、精神的にも物質的にも充実した人生を過ごせるかもしれません。ビジネスで成功する確率を上げることにもつながるでしょう。努力する価値は充分にあります。
もし疲れてしまって、坂を登る気力がなくなってしまったと感じたらいつでも快縁隊のメンバーまでご連絡ください。みなさんが再び一歩踏み出せるように、我々は全力でみなさんをサポートします。