家にいるとついついテレビをみたり横になったりお酒を飲んだりまったり過ごしてしまいます。はたしてそれが豊かなのかというと疑問に思う事があります。物にあふれている現代日本人の衣食住に満足する生活よりも、真剣に何かに打ち込む、張りのある生活のほうが他人の衣食住に貢献し自分もより豊かになると思っています。何事も一生懸命やった方が楽しいことは間違いありません。
でも、合理的ではないとわかっていても「ついつい」と言うことはよくります。行動経済学の研究からも人間は感情で動いてしまうことを暴かれているわけですが、なるべく負けないように「やらないことリスト」を部屋のホワイトボードに殴り書きます。
このような工夫もしていますが、他にも次のような強く心に残った,思考と行動を変える一文を紹介します。
「読むことは人を豊かにし、話し合うことは人を機敏にし、書くことは人を確かにする」
ちなみに以前のざわかみくんの紹介にもありました(人生を変えた一冊)あの、『ビジネスマンの父より息子への30通の手紙』に書かれている一文です。ビジネス経験やMBA経験から人生や生きることに多くの気づきや示唆を得ましたが、この本からも多くの経験を追体験することができます。おススメの本の一つです。
この一文にある「読む」「話し合う」「書く」活動は、人間活動に欠かせません。本を読まなくても豊かな人はいますが、私の経験上、本を読まないより読むほうが豊かになることは間違いないと思います。みなさん偏りはあると思いますが、自分ではどのくらいの割合でそれぞれ活動したらいいのかと疑問に思いました。
「読む」ことは通勤で本を読んで週1冊くらい読んでいます。ロングセラー、ベストセラーなど、なるべく分野が偏らないように書籍の引用、一段上の人のおススメ、NUCBMBAのシラバスの参考図書などから探します。この積み重ねは5年、10年で格段に差になるだろうと信じています。
「話し合うこと」は実務で議論したり、快縁隊やブラスバンドのプロジェクトなど能動的にポジティブな提案を心掛けています。今日ではオンライン上でやり取りする場合も多くありますが、実際に顔を合わせて物事を進めることが、速く物事を前進させて大きなパワーを生むと感じます。まさに人を機敏にします。
「書く」ことこれは一番苦手です。が、死ぬまでに1冊は本を残して死にたいという夢があります。自分の気持ちは文章にしないと理解できたことにならないとどこかで書かれたのを読んだことがあります。
ところで突然ですが、みなさん恋文を書いた経験はありますでしょうか?
私も想いが溢れるときに書いた経験がありますが、たぶんしっかり相手に伝わっていたのではないかと想像しています。(確かめた事はありません)なるべく直接的な表現をさけて、相手がどう思うか一生懸命考えます。考えながら書いていると自分の気持ちが理解できてきます。
なるほど「書くことは人を確かにする」と納得です。
ただ、今はそんな相手がいないことが残念です…
今後は「書く」機会を増やしたいと思っています。自分が誰かのために何かを書いて読んでもらって、少しでも共感を得られたら幸せだろうと思います。そのような活動をしたいです。
ここまで読んで下さった方も、「読む」「話し合う」「書く」の今の自身のフェーズにあわせて活動をして、次の人生の節目に備えてみて下さい。
文責:だーくろ